MONUMENT
ミズーリ州セントルイス、Pulitzer Arts Foundation · 2026
安藤忠雄が設計したPulitzer Arts Foundationで撮影した、Dominique Reinhartを迎えたファッションエディトリアル「MONUMENT」。板型枠のコンクリート建築、Asiaによるスタイリング、ルックに取り入れたDiorのアイテム。カラーとモノクロを織り交ぜて仕上げました。
- 撮影
- Henry David
- モデル
- Dominique Reinhart
- スタイリング
- Asia
- 撮影地
- ミズーリ州セントルイス、Pulitzer Arts Foundation
- 撮影時期
- 2026年5月
撮影ノート
安藤忠雄が設計したPulitzer Arts Foundationは、「モニュメント」という言葉にふさわしい、アメリカでも数少ない建物のひとつです。途切れることなく続く、板型枠のコンクリートの面。偶然に任せるのではなく、素材のように扱われる光。その中に立つ身体に、正確さを求める空間です。
ある日の午後、スタイリングにAsiaを迎えて、Dominique Reinhartを撮影しました。コーデュロイのミリタリーキャップに、メッシュのコルセットとカットオフのショートパンツというルック。次は刺繍入りのクロップド丈のデニムにヒール。そこにDiorを織り込んでいます。全体を貫いていたのは対比です。建築に対するパンク、グレーの光に対する赤い髪、幾何学に対するしぐさ。
ほとんどは現場の光で撮り、建物に対して身体がちょうどよい大きさに収まるよう、長めのレンズを使い続けました。何度も見返してしまうのは階段のカットです。平行に並ぶコンクリートの段が画面を横切り、Dominiqueがそれに対して斜めに立つ。誰かが指示をしなくても、構図が自然にまとまっていきました。これほど精密な空間で撮ることの恵みです。あとは、その空間に釣り合う被写体さえいればいい。
シリーズはモノクロとカラーを織り交ぜています。彼女の髪の温かみや空の青が欲しい瞬間もあれば、光と形だけに削ぎ落としたい瞬間もありました。仕上げは一枚ずつ決めています。
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